2009年12月24日木曜日

調整

先日、仕事で関西へ。京都を走りまわしてました・・
久しぶりの鴨川、出町柳付近はいいなぁ・・と。
「糺の森」は原生林。夏には送り火の文字三文字が見れ、東の「大」が見事に見れるが、人類の渦に漂わねばならない。

さて、今回はもう一つ目的があった。
愛器の修理・調整である。
〈もはーさん〉のブログでよく紹介される〈アコースティック・ハーモニー)さんへ初。

神戸は王子公園。かつてよく訪れた動物園でなじみがあり、懐かしくもあった。
その裏手といいましょうか、山のほうへ登りきったところにお店はありました。
実家号を止め、いざ中へ・・

入り口から見たところ。喫茶兼楽器屋さん。写真左手のフィドルを弾いてはるのがマスターです。
写真にはないが、右手にフィドル、マンドリンがずらり。奥に修理スペース。
左手奥にはアコギ。行ったときはフィドルの試奏されてる方がいらっしゃいました。

さて、何をしたかです。今回は弦高を下げてもらおうと訪ねたわけです。まぁ駒(ブリッジ)を削ってもらおうと。
まず診察。マスターが弾きはる。バヨリンならば問題のない高さなのだが・・アイリッシュ重視のこの頃、特に1stポジションが高いなと感じてて。しかし、驚きの返答が・・
「これかなりいいセッティングだと思いますよ」
!!っまじですか?他のと比較したのだが、駒はほぼ限界に近い低さであった。しかし、自分のと比べ押さえが楽な楽器・・なんでだ??
実は、我愛器は少しヘッドが起き上がるような感じでネックが調整されているのだ。(かつてある楽器診断で指摘され、なおした方が良いと・・)
まっすぐな方がいいと思っていたのだが、逆に強く弾くと弦と指板が触れ、ビリビリという音が多くなり耳障りになる。アイリッシュではアタックをつけるのが特に要求されないので、指がえらく楽におさえれるようにしてるのだとか・・押さえやすくはなるが、その分の犠牲も出るってこと。しかも削る修理で1週間ほどお預けせねばいかん。
僕の場合、master・功刀のような方を目指してるので現状の方がいいということに。弦をナイロン、スチールなどの太さも押さえやすさに影響する。なるほど・・
しかしD/Aのネック部のブリッジは少し削っていただきました。基本スチール/ヘリコア弦を張る、つまり細いのですね。
待つこと数分・・これが見事なまでに押さえやすい!楽器の鳴りも今までよりよーなってるし・・ちょとしたことが大きく影響することを実感する。
時間がなかったため、無理にお願いしてのこと。本当に感謝です!

しかし危険だわこのお店。装飾フィドルやフランス産変形フィドルまであるし・・
小1時間ほどの滞在でしたが、とても親切、丁寧にお答えくださるマスターさん、嬉しかったです!もはーさん、紹介、お薦めしていただいてありがとうございました。

帰り道・・

石屋川沿いにたたずむ「御影公会堂」。「ホタルの墓」でも出てきます(ちなみに冒頭は震災前の阪急三ノ宮駅で今はないです)。ちいちゃい時からなじみがあり、地下食堂のハヤシライス、オムライスはお薦めです。
あと、今やどこのデパートでもある「ケーニヒス・クローネ」の本店が近くに。拡大していく以前はよく連れてってもらいました。クローネは勿論、アルテナはお薦めですな。

2 件のコメント:

も さんのコメント...

いい具合に調整できたようで、よかったある。来週その出来栄えを拝見・拝聴できるのが楽しみあるね。

魔窟、なかなかキケンな場所でしょ(笑)
音楽以外の面白い話も色々聞けるお店だからまた寄ってみてくださいね♪

fiddler koalas さんのコメント...

も さん
素敵なお店でした。ゆっくりと訪ねたいなぁと。おっしゃられてたとおり、危険なワナがいたるところに・・
かふぇとしても神戸に出たときはふらりと♪